咲　 : 【意識レベル】出発でジャンプアップ【測定サービス】

みなさん、こんにちは♪
心地よい日々をお過ごしですか？

誰にでも出発の時があります。

生まれてからついに半世紀が過ぎた私の人生にも、

何度か、出発がありました。

出発　とか　旅立ち　とか　そういう言葉になりますよね。

何度か経験した出発の中の一つに、「アフリカ」というのがありました。

1998年2月、海外ボランティアでアフリカのNigerという国に行きました。

行く、と決めてから1年の準備を経たのですが、

この1年は、実は「足止めを食った1年」だったのです。

そこで、ありとあらゆる人間観関係を清算しました。

自分の家族とも、絶縁する勢いでした。

自分は絶縁したつもりでも、両親は絶縁を認めず、結果的には変わらない親子関係でしたが、

当時の私にとっては命がけの出発でした。

こういう事があると、意識レベルに変化が起きます。

更に、Nigerに入国できてからは、言語も習慣も文化も教育も、何もかも違います。

嫌でも自分の概念や価値観がどんどん覆されていってしまうので、

生きていくためには、自分にとっては間違っていると思うようなすべてのものを、

受け入れ、認め、尊重していかなくてはなりません。

マネしなくていいけど、否定はしない。

そして、自分の価値観や習慣などを押し付けたりもしない。

特に、当時は携帯もインターネットも今ほど充実していませんし、

手紙を書いてもいつ届くかわからないような環境です。

誰も頼れず、自分で考え、自分で戦い、自分で判断し、自分で正解を出す。

だからと言って誰も褒めてくれないし、誰も愛してくれるわけではない。

私の場合は、人に依存するクセとか、人に認めてもらいたい欲求とかが強くて、

具体的に体がNigerに行かないと自分を変えられなかったのだと思います。

そこで、だまされたり、盗まれたりしたことがあっても、

暑さで皮膚が病気になったり、マラリアにかかったり、全身に蕁麻疹が出たり、

そして医者に行けばセクハラされるようなことがあったりしても…

そこから学びを得なければならなかった。

怒ったり恨んだりするのは簡単だけど、それだけでは死んでしまう。

そういう逆境から、処世術を学ばなければならなかったのです。

それでも、仲間たちは優しく力になってくれたり、一緒に歌を歌ったりして、

ステキな時間もたくさん過ごすことができた日々。

「アフリカに行きたい」ではなく「アフリカに行く」と決めたあの日。

家族が猛反対して、脅したり邪魔したりして、家族の悪魔の一面を見て恐ろしくなったりしたけど、

私は私の人生を歩むことを選んだ。

それが、一つの「ブロック解除」でもあったと思う。

そう。

私は、私の人生を歩むことを選び、決めたのです。

あの時、意識レベルはかなり急上昇、ジャンプアップしたと思います。

その当時の私に測定するスキルがあればなぁ。

過去にさかのぼって測定することはでき・・なくもないですが。

大切に育ててくれたご家族が、実はブロックになっていることは良くあります。

よく、安全装置に例えられるんですね。

生まれたばかりの赤ちゃんだったら、親がいないと生きていけません。

乳児にとってのお母さんは、お布団でありごはんであり安心できる場所です。

中学生や高校生くらいになっても、親は心配で、安全装置を発動させます。

しかし、自分で解決できるくらい成長しているのだから、その安全装置を外す必要も出てきます。

親としては、安全装置はもういらないんだな、と一人の人間として認めなければならないのですが、

先に子の方が、既に不要だと気付くものなのです。

安全装置の見返りを求める親だっているでしょう。

それは、もう既に危険です。見返りなんて、危険ですよ。

誰のために安全なのか、という、安全の目的が、既にすり替わってしまっているのだから。

そんな時、後ろ髪を引かれるような思いでその安全装置を取り外すことも、

お互いに必要だったりするのです。

それが、「出発」です。

安全装置は、今度は自分で何とかするしかない。

自分を信じて、前に進むしかないのです。

そのような出発を迎えた時、意識レベルはジャンプアップします。

勇気を出して出発したあなたを、私は大きく賞賛したい。

その勇気が、あなたの人生の出発です。

おめでとう。